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2006年12月 アーカイブ

2006年12月03日

やまだないとさんへの36Q

061203.jpgやまだないとさんは、独特の空気感を持つマンガを書く人で、東京は杉並に住む夫婦のさらりとした日常を描いた『西荻夫婦』や、パリの街角を舞台にこってりとした情事を描いた『ペリカン通り』など、数々の作品が世に出ている。最近では、永作博美の表情が印象的な、月桂冠の「つき」CMのストーリーボードを描いたりもしている。彼女の描く世界は、そのどれもが全く違う切り口、シチュエーションながら、どこか繋がった空気――やまだないとモードとでも言うべきものがある。それは優しくてエロティック、しかも残酷で切ないのだ。

彼女のマンガの読者は、話の続きを急くのではなく、いつまでもその世界に包まれていたくて、マンガのページをめくる。その感じが、好きな人に会っている時間に似ていると思い、『spore』の恋愛特集号にインタビューを掲載した。

個々の作品が描かれた状況や、彼女のマンガが作られる過程のテクニカルなあれこれよりは、やまだないと作品がもつモードそのものに迫りたい。そんな基準で編んだ36の問いに、Q&A形式で答えてもらった。誌面はちょっと詩のような雰囲気を持つレイアウトになり、その行間からはあのやまだないとモードが滲み出ている、ような気がする。

「ような気がする」というのはいかにも曖昧だけれど仕方がない。彼女の世界に断定は似合わない。泣けもせず笑えもせず、その両極の感情に引っ張られた中間に、彼女のマンガはあるのだから。日常と非日常の間のエアポケットのような世界。その世界の秘密を探るために、その世界の中で迷うために、ぜひ36の問いに対するやまだないとさんの答えを、読んでみて欲しい。きっと、かなり痺れると思う。彼女の世界に恋をしてしまうと思う。
(蜂谷)

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2006年12月14日

spore書店営業日記

sporeは都内の書店を中心として置かれております。ブックファーストさん、リブロさん、紀伊国屋さん、ジュンク堂さん等にも置いていただき、誠に感謝です。この前新宿のジュンク堂さんに行ったとき、雑誌担当の方にご挨拶させて頂いた際には「ずいぶん4号出すの時間かかりましたねー。楽しみにしていましたよ。田口さんのインタビュー読みました」と仰って頂き、とても嬉しかったです。
そこでですが、今回は本屋さんのお話をしたいと思います。都内の中心から少し外れたところにある、インディペンデントな書店さんにもsporeを置かせて頂くために行って参りました。ですので、ここではその紹介を。

往来堂(文京区千駄木2-47-11)

061214_01.jpgまずは自分の住んでいる日暮里から自転車で行ける千駄木の往来堂書店さんです。往来堂書店がある通りはいわゆる「不忍ブックストリート」と呼ばれる、古本屋が沢山ある通りでして、「古書ほうろう」や「オヨヨ書林」といったかなり面白いセレクトがされている古本屋さんがあります。そんな通りにある往来堂書店は一見普通の街の本屋さんですが、よく棚を見てみるとセレクトが利いていて、ついつい手が伸びしてしまいそうな魅力的な本が並んでいます。こういう本屋が近所にあるというのはとても嬉しいことなんじゃないでしょうか。街の本屋さんの理想形、という気がします。

PROGETTO(川崎市川崎区小川町4-1 LA CITTADELLA内)

061214_02.jpg次は川崎にあるお店、PROGETTOです。以前渋谷にあったお店ですが、現在は川崎駅のすぐ近くにある「LA CITTADELLA」(写真)の中にあります。アート系の本がずらりと並び、一見しただけで、ああ、ここにしかない本だよなあ、と思わせる棚になっています。店長の柳さんとも少しお話させて頂いたのですが、本誌でもインタビューさせて頂いている中原昌也さんと某都内書店で以前ご一緒にお仕事をされていたのだとか。「彼とはよく映画の話をしましたねえ。2人ともあの頃は真面目に仕事していたなあ(笑)」という、貴重なコメントを頂けました(笑)。うーーん、伝説ですなあ。


タコシェ(東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F)

061214_03.jpg中野にも行きました。インディー系の出版物やCDを専門に扱っているお店です。所狭しと未知の、しかしながら魅惑的なミニコミ誌やCDが並んでいるお店で、ある意味「東京の秘境」と言えるのではないでしょうか。一度行ってみる価値はあるかと思います。中野駅北口からアーケード街「サンモール」(写真)を通り抜け、「中野ブロードウェイ」の3Fにお店はあります。ちなみにsporeの4号のみならずバックナンバーも置いて頂いています。2号、3号を見てみたいという方は是非ともタコシェへ。


高円寺文庫センター(東京都杉並区高円寺北2-10-5)

061214_04.jpg今回は巻頭にやまだないとさんのインタビューを掲載させていただきましたが、やまださんは荻窪・高円寺近辺で定期的にイベントをされているそうです。そしてsporeも高円寺に置かせて頂いております。場所は高円寺文庫センターさんです。高円寺におけるサブカルチャーの拠点。といった感じでしょうか(お店の看板はリリー・フランキーさんのイラストが描かれてあります)。ここも面白い品揃えがされていていますね。店長さんにはやまだないとさんが定期的にイベントをされているというカフェも紹介していただけました。「茶房高円寺書林」というところだそうです。自分も是非行ってみたいと思いました。


Punctum(東京都中央区京橋1-6-6 ハラダビル2F)

061214_05.jpg最後にギャラリーも紹介させていただきます。Punctum(プンクトゥム)という写真を中心とした京橋にあるギャラリーです。「Punctum(プンクトゥム)」という名前は、ロラン・バルトの著書『明るい部屋』から引用された「punctum(突き刺す力)」という言葉から由来しています。その名の通り、エッジの効いた写真家さんの作品が毎回展示され、それがある種の物語性を持って視る者に訴えかけてくるような、そういう展示がされているギャラリーです。今回表紙を飾った笹俣さんもこのギャラリーで展示をされています。また、最近活躍されている在本彌生さんもここで展覧会をされていましたね。時代とシンクロするような新人写真家が現れる場として、これらからも楽しみなギャラリーです。

という感じで本を置かせていただいております。もしお近くにお立ち寄りの際は是非sporeを手にとって頂ければ幸いです(小島)。

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2006年12月31日

spore Vol.4 Release Party

少しタイミング的に遅れてしまいましたが、お恥ずかしながらsporeで4号の出版記念パーティを行うことになりました。場所は渋谷で来年の1月6日の晩を予定しております。ちょっとした新年会みたいな感じでできればと考えております。もしご都合よろしければ是非お越し下さい。当日の場所は下記になります。

◆日時:2007年1月6日18:00~23:00
◆場所:カフェ「スタジオ」
    TEL/FAX:03-3370-7723
    東京都渋谷区宇田川町36-3
    渋谷営和ビル5F

<地図>
http://map.yahoo.co.jp/pl?p=%BD%C2%C3%AB%B6%E8%B1%A7%C5%C4%C0%EE%C4%AE36-3&lat=35.65878&lon=139.70060889&gov=13113.3.36.3

<Web>
http://event.entertainment.msn.co.jp/cafe/studio/

*チャージ料金\1,500(ワンドリンク付き)
*ケータリングユニット「momoe」による料理も食べれます。


◆タイムテーブル(予定です)
◎18:00~19:00
フリータイム(もし作品等持込みして頂く場合はこの時間帯ですと作品を拝見することが出来ます。お気軽にsporeスタッフにお声をおかけください)

◎19:00~20:30
フリータイム

◎20:30~21:30
スペイン伝統音楽TUNAの演奏(演奏者ミケランジェロさん)
トーク:「spore自身によるspore」(spore編集部)
spore Vol.4 作家紹介

◎21:30~22:20
フリータイム

◎22:20~23:00
ゲストトーク:内沼晋太郎(numabooks/book pick orchestra)×spore(予定)
「本との出会い方、楽しみ方(仮)」

*音楽:sporeスタッフによるセレクト
*Slide:little fish
*当日は受付にてsporeVol.4はもちろんバックナンバーもお買い求めできます。


またsporeのブログは本URL(http://www.spor-e.com/editors/)にて更新を行っていきます。今後ともどうかよろしくお願い致します。

*sporeのオンライン販売は正月明けから発送を再開致します。ご注文頂いた方はもうしばらくお待ちください。どうかよろしくお願い致します。


それではよいお年を!