5年間住んだアパートから引越しした。
新居に移ってからは渋谷までバスで通っている。
中学と高校、バスで通っていて良い思い出なんてなかったけれど、今乗ってみると、思いのほか好印象なのだ。バスの中の人たちって通勤中であっても、微妙にOFFな表情をしていて、ちょっとかわいい。
「渋82」「森91」「反11」…暗号のような系統を、解読できたような誤読しているような曖昧な気分で、気が済むまで揺られていたい。でも、最終的には知ってる誰かの元に辿り着いて、気まぐれに優しくしてもらいたい。
そんな埒もない妄想、行動力さえあれば意外に叶えられてしまうのかも。
なんて気になったのは、この夏空のせいかもしれない。 あるいは、世田谷の交通事情のせいか。
週末は目黒に住む友人の家の近くでランチをして、帰り道、バスを適当に乗りついで帰った。
「バス乗り継ぎ」というクレイジーな所業をクリアすれば、 世田谷~渋谷間のどこにでも、案外簡単に行けてしまうのだ。
雑誌で見た、ちょっと行きにくいあの店にも、駅から遠い友人の家にも。
車もっている人にはこの感動、伝わらないかもしれないけど…このスケール小さなぶらり旅、私は癖になりそう。