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僕は銃じゃない

We Think as Instruments

先月、I'm Not A GunのライヴをSpace Lab Yellowに見に行く機会があった。I'm Not A Gunとは、主にテクノ・フィールドで活動を展開してきたジョン・テジャダとギタリストのTakeshi Nishimotoとの二人が組んだ、アコースティックサウンドとエレクトロニカとがコンビネーションされたデュオである。

ドイツ・エレクトロニカ・レーベル"City Centre Offices"から既に『EVERYTHING AT ONCE』、『Our Lives on Wednesdays』と、2枚のアルバムが発表されている。両者ともに、光の粒が闇の空間を浮游するような電子音と、ジャジーで哀愁漂うギターフレーズ、そして跳ねるような生ドラムの音が絶妙なバランスで同居している、素晴らしい作品だった。アコースティックサウンドだけだと少し懐かしすぎで、でもエレクトロニカも食傷気味であった僕にとっては、今、まさにこういう感じが欲しかった、という自分の感覚を見事に当てられた気がした。

ライブはとても興奮した。とても繊細で軽やかでありながらどこか憂いを感じさせる西本さんのギターと、非常にスタイリッシュで、身体に気持ちよく突き刺さるようなビートをたたくJohn Tejadaのドラムが、電子音の間をスリリングに行き交いしていく。初めは非常に緩やかな二人の演奏なのだが、次第に彼ら二人のプレーが熱を帯びてくる、その瞬間が素晴らしい。特に西本さんのギターサウンドはホールの空間をどこまでも昇っていくみたいに気持ちよかった。

緻密に計算されたサウンドながらも、決してやりすぎなものを感じさせず、あくまでもさりげなくて美しい。というのがI'm Not A Gunの美学で、ライブパフォーマンスでよりそれがクリアに現れている。ありきたりなエレクトロニカの方向性ではなく、アコースティック・サウンドとポストプロダクション・サウンドとの理想的な融合、というものを感じることが出来た(小島)。

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